社会人になる、あるいは就職活動をする段になって経済誌を読もうと思う方は多いだろうと思うので、10年近い社会人経験も踏まえ、雑感を書いてみます。
1.有名3誌のどれを読む(定期購読する)のか問題
①やっぱり日経が安定して良い印象だがダイヤモンドのゴシップ感も悪くない
有名なビジネス誌でも「日経ビジネス」「週刊ダイヤモンド」「東洋経済」があり、結構悩ましいですね。
そういった雑誌をもりもり読んでいたほうがよい職業柄、3誌とも2年以上年間購読した感覚から言うと、日経ビジネス>東洋経済>ダイヤモンドというのが個人的な最終評価です。
やはり日経ビジネスが(ときどきどうかと思う回があるにせよ)頭一つ抜けて良いのは間違いなく、さすが日経新聞社、と思わせられる内容です。
ダイヤモンドはダイヤモンドで新社会人や学生が読む分には程よく浅く、ゴシップ感あり、業界特集ありで悪くない感じもするんですけどね。1周したら正直おなかいっぱいです。
まあ、日経ビジネス読むのがしんどければ、ダイヤモンドから入るのはありですね。
②正直、東洋経済を定期購読に選ぶ必要性はないかな…
東洋経済に関しては、特集記事は読みごたえがあったりするのですが、ダイヤモンドほどのとっつきやすさもなければ、日経ビジネスほどの安定感もないので、あえて定期購読で東洋経済を選択する理由が見当たらない印象です。
ただ、東洋経済は独自色のある特集記事があるので、日経ビジネス定期購読に加えて、東洋経済の気になる特集の単発買いを併用するという使い方はあるかもしれないですね。
(尚、日経ビジネスを安定して読んでいると、強いてダイヤモンドを読む必要性は特に感じなくなります。)
2.日経新聞との併用について
①日経ビジネス読んでて毎日ネットニュース見てるなら日経新聞そんなに必要ない…?
日経新聞はどうなの、といえば、結局今の時代で言えばさほど必要がない感じもしていてます。
日経新聞は月々4000円前後を払う割にはコスパの悪い読み物だなぁ、というのが、何年も取ったあとの結論です。
日経新聞は割引する方法皆無なのがしんどいんですよねー。一応、デジタル版だと家族で読めたりはするんですが…。
正味、日経ビジネスならそんなに情報遅くないし、ネットで着信するニュースをきちんとチェックしていれば、日経新聞読んでないと話についていけない、ということは稀です。大きいニュースであれば、大抵ネットニュースレベルで取り上げられますからね。
なので、日経新聞ではなく、日経ビジネス+ネットニュースで対応する、というのはあると思います。少なくとも、長期的な知識の積まれ方は日経新聞<日経ビジネスだと思いますし、日経ビジネスは日経新聞の下位互換ではないです。
尚、日経新聞を毎日読まないといけないケースがあるとすれば、営業マンで「私の履歴書」が話題になるような年代と役職の方をカウンターパートにしている場合とか、日経新聞に取引先が取り上げられる可能性がある場合などでしょうか。
業務上のカウンターパートとの話題についていけないとさすがに問題が出るので、中堅・大企業のBtoB取引の営業などで一定以上の役職の方とコミュニケーションを取る必要がある方は、日経新聞の速報性が重要なので、おとなしく日経新聞も取りましょう。
②新聞と比べてコスパの良い経済誌
尚、案外経済紙は年間購読しても、一番高めの日経ビジネスでも1か月2000円前後と安いです(大体、長期契約など、何らかの手段を使えば多少割引が効きますしね)。
新聞を取るよりは大分安く、その割にまとまった情報が手に入るので、コスパは非常に良い情報源です。
なお、駅の売店で時々売っているものの、一応日経ビジネスは入手ルートが定期購読オンリーだったりするので、経済誌の中でも定期購読する意味があったりはします。
3.総論
結局「日経ビジネス」さんが一番ですよ
結論としては、日経ビジネス単発で長期契約で購読するのがコスパ的には正解、という話なのですが、まあ好みや生活習慣の問題もあると思うので、図書館か何かで肌に合う合わないを確認してから購入するのが安牌だとは思います。
学生はダイヤモンドから読み始めてどこかで日経ビジネスや東洋経済にステップアップするのが良いんじゃないですかね。
意外と、大企業の従業員でも毎月日経ビジネスなどの経済誌をしっかりと読み続けている方は少数派なので、知識面で差がつくところだとは思いますよ。
(少なくとも、ぼくは20代の間はそれで内外で評価されたりしてきたので、変な資格よりも効果があると思いますね。30代になると、そこで差がつく感じではなくなってきますが…)