teke teke my life 学習・思索編

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マルチプレックス広告は収益増加するがデメリットも大きいので消した方がいいかも(Googleアドセンス)

なんとなくマルチプレックス広告を導入してみていたのですが、収益の増加の一方でscrollの激減と関連記事のclickの減少も観測されたため、除去しました。
導入と削除の中で、なんとなくメリットデメリットが掴めたので、導入を迷っている人向けに、multiplex広告の導入前・導入後・除去後の収益やユーザーの動きを簡単にまとめておきます。

収益の増加効果は結構あったので、悩ましいところですが、特にモバイルでの閲覧性が尋常じゃなく下がるので、多少なりとも周回してもらう可能性を期待しているのであれば、消去したほうがよさそうですね…

multiplex広告の概要

関連記事っぽく出てくるひとまとまりの広告

multiplex広告は関連記事っぽく出てくるひとまとまりの広告です。
「関連記事っぽい」のがポイントで、比較的clickされやすい特徴と、1つのmultiplex広告で8つぐらいの広告が出稿される点が特徴です。

multiplex広告は小さいスぺースに多量の広告が詰め込まれるため、表示される広告の数が多く、アドセンス収益を効率よく稼ぐことが出来ます。

PC上では目立たないが、スマホ上だと画面が完全に埋まる…

PC上では2×4で広告が表示されるので、通常のディスプレイ広告と比較してもそこまで目立ちません。
一方で、スマホ上だと縦に8つ広告が並ぶため、スマホの表示画面を完全に埋める分量になります。

おそらく、スマホの全面埋めるので誤クリックも含めてclickを誘発するのだとは思いますが、ブログの閲覧性を完全に破壊してしまう広告ですね…。

(尚、はてなブログでレスポンシブデザインにすると、強制的にPCとモバイルの広告デザインは同一になってしまいます。設定のめんどくささを考えるとレスポンシブデザインはオンにしたいので、pcだけで採用するのは困難です)

記事末尾のmultiplex広告の収益効果とデメリット

ディスプレイ広告と比較した増収効果はすごい

正直、ディスプレイ広告と比較した増収効果はすごく、同程度のPVであれば、1.5倍程度のアドセンス収益を獲得できるようになります。

これは本当に増収効果があってすごいんですよね…。みんなこぞってつけるのはわかります。収益的には強い広告ですよ。

一方で、モバイルでの離脱率が急激に高まるので、PVが伸びなくなる

収益性が高い一方、主力のモバイル端末での閲覧性が急激に悪化するため、離脱率の高まりとscroll率の悪化が数値として明確に現れます。

マルチプレックス広告の導入前のscroll率が6割あったのですが導入後は2割ぐらいまで下がりましたし、ユーザー当たりの表示件数も1.3~1.4ページだったのが1.2ページぐらいまで減りました。

結果として、ユーザー数に対してのPVの伸びはかなり減少します。

巡回してもらえるようなコンテンツがあるなら、長期的には良い?

マルチプレックス広告はユーザー体験を確実に悪化させます。
そのため、巡回してもらえるようなコンテンツがあるのであれば、マルチプレックス広告を導入するよりも、ユーザー体験を改善してPVを伸ばした方が適切なのではないかなーという印象です。

また、おそらくGoogleの評価上もページ上でのユーザーの動きは見ているはずなので、多少の差であれ、ブログのトータルの滞在時間やscroll率を下げるのはマイナスだと思います。
なので、マルチプレックス広告でユーザー体験を悪化させるのはページランクが中長期的に下がる要因になるのではないかなーという気もします。

尚、ぼくのブログの場合は、マルチプレックス広告を外したら顕著にPVが増加しました。
収益の伸びよりもPVの伸びの方がブログを書いている身としては正直うれしいので、収益の多少の増減よりは、PVを伸ばしてえなーって感じです。

全体

というわけで、基本的には増収につながる広告形態なので、収益上はとても良いmultiplex広告くんなのですが、PVという意味では明確に逆効果になる、という話でした。

ぼくは普段あんまりモバイルで自分のブログを観ないので、PCの画面だけみて「multiplex広告そんなに目立たんし、収益も上がるしええやん」と思っていたのですが、完全に失敗でしたね…。

ユーザー体験が確実に毀損するので、検索流入をとっかかりに多少でも周回してもらえたらうれしいなーと思っている方は、導入しない方がいいかと思います。