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ウェブ解析士認定試験の受験記録(未経験者/学習期間約2週間で合格)

Webマーケティングの資格であるウェブ解析士を受験してみたので、今後受験される方向けに、使用した参考書や当日の感触なども含めて記録に残しておきます。即時合格開示でほぼ満点で合格しました。

特に難しくないですが、ちゃんと網羅的に基礎知識が習得できる系なので、ITパスポート系ですね。

ウェブ解析士の概要

ウェブ解析士は一般社団法人ウェブ解析士協会が認定しているウェブマーケティング関連の資格です。上位資格に「上級ウェブ解析士」等の資格が存在し、入門資格の扱いです。

以下がウェブ解析士の目標とするものです。一応、継続学習を前提としており、認定後も年会費6600円を支払って継続学習をしないと維持できないようです。まあ、取って翌年以降休会というのは全然ありますね。

昨今のマーケティングにおいて、インターネットを使わない選択肢はありません。アクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、デジタルマーケティングを通して事業の成果を導く人材、それがウェブ解析士です。

ウェブ解析士は、ウェブ解析スキルを身につけ、データを読み取り、正しい判断ができるスキルを習得することを目標としています。

試験の内容

試験時間は2時間、50問です。

合格点は不明瞭で落ちた人にしかわからないっぽいのですが、合格率60%ぐらいだそうなので、7~8割ぐらいが合格水準なのではないかと推察されます。

G検定などと同じく、テキストの持ち込みが可能です。時間も2時間と過剰にあるため、普通にちゃんと解けばほぼ満点取れるテストです。
よって、合格水準が7割でも8割でも9割でも特段問題ないと思います。気にせずに9割ぐらいの点数を目指しましょう。

学習に使う参考書

学習に使う参考書は公式の参考書と問題集があります。基本的に、毎年公式のテキストが更新されていくシステムで、そのままの言葉が使われるため、古いテキストや問題集は利用せず、最新の公式のテキストを購入するのがおすすめです。

公式参考書(事実上必須)

「ウェブ解析士 認定試験公式テキスト2023(第14版)」が最新のテキストになります。試験の持ち込みはこのテキストのみが許容されているので、事実上必須のものになります。

PDF・電子書籍版4400円、冊子版は8800円になります。

別に紙になっても費用負担が増えるだけで特に良いことは何もないので、PDF・電子書籍版を購入するのがおすすめです。

PDFで4400円って高くねぇー???という感じでしたが、テキストとしては結構気合が入っており、わかりやすく、網羅性も高い印象です。ボリューミーですが読みやすく、個人的には結構いいテキストだなーと思いました。

ブログ運営とかしてるなら、試験を受けなくても買ってみると、参考になるかもしれません。

公式問題集

また、公式の問題集として「2023年版ウェブ解析士認定試験公式問題集」があります。2750円ぐらいで紙版でも特に価格不変なので、こちらはまあ普通のお値段ですね。

解説も割合わかりやすく、実際の試験でも5割ぐらいは問題集記載の問題が出てくるので、解いておくにこしたことはないです。解いていて割と面白かったので、こちらもおすすめです。

実際の学習時間・学習内容

学習時間

学習時間は、テキスト1周+問題集1周でそれぞれ4時間ずつの計8時間ぐらいの学習時間でした。休日1日勉強すればいけそうなレベルの内容ですね。

学習内容

学習期間としては2週間ぐらいで、テキストをパーッと1週間で読んで、問題集を1週間でやった感じです。

もともとブログ運営でなんとなくのワードは知っていますし、5フォースやらSTPやらといった戦略系のフレームワークも職業柄当然知っているので、あんまり引っかかるところはなかったです。

おそらく、戦略フレームワークの知識がない方の場合、若干そこで躓く気もするのですが、実際の試験ではテキストを見ながら受験できるので、厳密にフレームワークを覚えている必要はないので、苦手ならスキップしてもいいと思います。

試験の雑感

試験時間・難易度

試験時間2時間は正直言ってめちゃめちゃ長いです。

普通にさっと50問解くのに30分、フラグを立てておいた自信のない問題をテキストと照らし合わせて精査するのに15分で45分もあれば解けると思います。

なので、多少解くのにてこづったとしても、まったく問題ありません。ゆっくり的確に解いていけば、ちゃんと解けるはずです。

難易度としても、テキストと照らし合わせても判断に迷うような難しい問題は50問中数問しかないので、テキストを適切に確認しながら解けばまず問題ないはずです。

留意すべき点

テキストや問題文からは全く解くことができないGA4を参照して解く問題があります。(対象のデータは事前にGA4の権限が付与されて見れるようになっている)。問題数が数問なので、面倒であれば無視しても合格できますが、事前にGA4を触っておいたほうが良いです。

(私は全然そういった問題が出る認識なかったので、触らず、試験中GA4を起動して良いものかわからなかったので、放置しました。たぶん、間違えたのはそのあたりの問題です)

正直、Web試験なんだから、データを問題文に表示してくれても…とは思いますね。

合格発表

合否は即時発表

試験終了すると、即時に合否がわかり、自分の点数もわかります(どこを間違えたかは不明)。これはありがたい仕組みです。

ここがゴールではない!ここからが始まりなのだ!!みたいなメッセージが付いていますが、まあ、それはそうですね、という感じです。まあ、ぼくは別にこの知識を直接的に活かす場面はあんまりなさそうなのですが…。

試験後の認定レポートは廃止済み

尚、2022年度まであった試験後の認定レポートについては廃止済です。

いまいち廃止したことが明確に記載されておらず、各種資格試験情報サイト上でもその点言及がないので不安になりますが、2023年度の試験リニューアルページに明記があります。

合格後に提出する「レポート」もしくは「Googleアナリティクス講座受講終了証明書」の提出は不要

【重要なお知らせ】2023年度 ウェブ解析士試験 リニューアルについて | 一般社団法人ウェブ解析士協会 (waca.associates)