teke teke my life 学習・思索編

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ファイナンシャルプランナー検定2級(FP2級)の学習・受験記録(学習時間15時間程度)

特に取る理由もなかったので取っていなかったFP2級を5月に受験してきました。無事に合格したので、受験記録を記録に残しておきます。

勉強時間・学習方法

勉強期間

業務知識あれば1週間でなんとかなるっぽい

業務から離れて久しいので、1ヶ月の勉強期間を設定しました。

ただ、結局、試験が近づかないとなかなかやる気が出ないもので、実態として学習をしていたのは、試験前の2週間位の期間でしたね。

2週間とはいっても、ゼルダの伝説が発売になった結果、夜はゼルダをやっていたので朝に30分から1時間程度勉強した程度です。

集中すれば1週間でも全然間に合いそうではありました。

勉強時間

正味、15時間ぐらいでなんとかなる

30分〜1時間程度×14日程度なので、15時間ぐらいの学習時間でしょうか

配分は午前の4択問題対策を12時間程度、午後の実技試験対策を3時間程度、という感じです。

学習の方法

問題回すのが最適解では

FP2級は4択問題が中心なので、一つ一つ覚えると言うよりは問題を繰り返し回していくと、最短ルートで合格を目指せると思います。

後述しますが、実技試験については、試験の前日に 3回分程度試験問題を回しました。

基本的には実技試験の方が知識問題よりも難易度が低いです。知識問題を習得した後に実技の試験の問題の形式と出題の傾向に慣れると良いと思います。

参考書は問題回した後に流し読みすればよい

尚、どうしても問題を回すだけだと知識と知識の結びつきは曖昧になるので、参考書の流し読みはどこかで行った方が良いです。

誤った理解が解消されます。

FP2級のおすすめの参考書、アプリ

参考書は正直なんでも良いかと思いますが、普通にTACの「みんなが欲しかった!」シリーズなんかが無難なんじゃないでしょうか。

問題集はスマホアプリやwebで対応できるので不要です。

スマホアプリでは、TK Officeの「FP2級技能士受験対策」がおすすめです。

宅建を受験したときにも同アプリ制作者のアプリを使いましたが、解説も含めて過不足のないアプリでよいです。

尚、スマホアプリだけで学習するとどうしても知識の範囲がピンポイントになりすぎて、少し応用的な問題が出ると解けなくなります。

解けなくても、基本的な知識がきちんと習得できれば6割は取れます。

ただ、試験中にやはり焦るところがあるので万全を期すのであれば、参考書を購入して読んでおいた方が良いですね。

実際に受けた感想・感触

難易度について

意外と試験範囲広くて業務経験では知識カバーできてない

おそらく何らかの業務経験があって受ける方が多いかと思いますが、知識問題の範囲が広いので、業務上の知識だけだとカバー範囲が不足し、あまり解けないと思います。

例えば一定以上の富裕層を対象に営業している場合、そんなに健康保険の個別の話をする機会はなかったりしますし、対象とする年齢や職業、資産状況によって求められる知識も違います。

よって、非常に広い範囲を対象としているFP2級の試験の範囲で言うと、どうしても漏れが出てくる部分があります。

私はどちらかと言うと、保険関連の知識があまり深くなかったところもあり、年金制度だとか保険の細かなルール等の部分で知らないことが多く、その点、そうだったんやなーと思いながら学習していました。

反対に不動産関係や運用系の問題は余裕でした。そんなん全部知っとるわい。

この辺はやはり自分の専門性によって変わってくる部分だと思いますので、苦手分野をしっかりと学習することが必要になると思います。

合格基準60%はかなり優しい基準

とは言っても、一定以上の業務経験があれば4択問題と言う性質上、おおむね6割程度がもともと取れるので、ノー勉強で行ってもギリギリ受かる可能性はあるかと思います。

全問正解しようとするとかなりハードルが高いと思いますが、幸い合格基準が6割と言う低いハードルです。

きちんと学習すれば、問題なく合格できる試験だと思います。

午前試験は難化傾向かもだ

尚、午前試験は過去試験と比較しても難化傾向にあるように思います。

選択肢に微妙に気になる文言がついていたり、従来なら4択のうち1択が正解だとわかれば回答できていた問題が、4択のうち3択がわからないと中々解けなかったりします。

(正解の選択肢が若干マニアックで過去問だけ回していると知識にない系)

その点、午前試験過去問余裕だったぜ、という感じでも、油断できないところはあり、過去問の正答率で75%ぐらいはないと落ちかねないなーという感じはします。

実技試験とはなんぞや

記述式の計算問題が一部含まれるのに注意

実技試験についてですが、FP1級の試験と違って、実技試験とはいっても、問題を解いて回答するだけで、面接形式ではありません。

実際の業務に則したシチュエーションが記載されている文章題を解くようなイメージです。

午前試験の知識問題では、マークシートの4択ですが、午後の実技試験は記述式の計算問題もあるので、ある程度正確に理解していないと解けない問題がいくつか出てきます。

難易度は午前より低め

とは言え、毎年概ね出てくる範囲は同じようで、3回分程度過去問を回しておけばへ概ね問題のパターンは網羅できます。

問題のパターン自体が少ないのもあり、対策のしやすい試験だと思います。

過去問をきちんとやっていれば、まず8割以上は取れそうです。

試験時間について

午前は余裕あり、午後はちょっとタイト

午前の試験は試験時間は2時間、午後の試験は1時間半と試験時間自体はかなり長めにとられています。

ただ、問題が多いので、特に午後は少しタイトな時間設定な感触でした。
人によっては、時間ギリギリになる可能性がありそうです。

1時間経過後は退出可能だが、午後はキツいかも

午前中の試験は途中退出されている方が私も含めて結構いましたが、午後の試験では途中退席されている方はほとんどいなかったですね。

(尚、私も見直しするのが面倒だったので見直しをせずに退出しちゃったのですが、見直しをしていたら、1時間半目一杯使っていたかと思います)

その他諸々

FP2級の受験申請先について

難易度の低い日本FP協会が無難

受験の申請は日本FP協会ときんざいから選べますが、基本的には日本FP協会に受験申請するのがお勧めです。

午後の実技試験は、明らかに日本FP協会の問題の方が難易度が低いためです。

個人的には、よく知らない日本FP協会にお金を払うよりは、教材などでお世話になったことのあるきんざいで受けたかったのですが…。

きんざいの方が情報も少なく、難易度が高いとなると、さすがに日本FP協会の方で申し込んでしまいました。残念。

受験地の指定について

受験地の指定はできない

FP2級の受験地は指定することができません

私も電車で1時間半程度の会場になってしまい、若干面倒な気持ちになりましたが、どの試験会場になっても諦めるしかないです。

全体のまとめ

というわけでFP2級の受験記録でした。

まだ合否発表がないので分かりませんが、午前午後ともに7割は余裕で超えたと確信できる程度にはできたので、よほどのことがない限りは合格しているのではないかと思います

難易度的には想定の範囲内でしたが、思ったよりも試験の内容が細かく、また、実技試験への対策はある程度必要だなと思わせられました。

若干余裕を持った学習計画を立てておいた方が良さそうな印象でしたね。

ただやはり合格基準が6割と言うのは非常に低い水準なので、真面目にやれば、基本的にはどのようなキャリアの方でも充分合格できる範囲の試験だと思います。

また、金融系の仕事をしている方だったり、運用に関心がある方、家計の効率化に関心がある方であれば、1週間や2週間程度の勉強でも充分合格できる試験かと思います。

知識的には無駄にならない類の知識なので、興味があれば受けてみてもいいかもですね(受験料がその割に高いのはネックですが…)