teke teke my life 学習・思索編

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大企業新卒で地方に配属された実経験にもとづく、地方配属期間を楽しく過ごすための手法について

定期的に新卒で地方配属の話題が出ますが、つらみと対策について、実経験込みで書けるなーと思ったところもあり、書いておきます。
(ぼくは新卒で当初の配属が全体の5%しか当たらない地方配属だったので…)

尚、ここで言う地方は、東京大阪名古屋の近隣エリア及び福岡札幌を除く場所、とご理解ください。
神戸や京都は今回で言う地方に入りません。広島や仙台や静岡や新潟は地方に入ります。

地方配属、最終的に良い思い出ではありますが、当時を正しく振り返るとやっぱり苦虫を噛み潰したような表情になる部分もありますねー。

都心部にはない良いところをうまく引き出しながら、正しく地方配属に付き合いたいところです。
まあ、結局、車を買って出かけろ、つらくなったら東京に帰れ以外の話はないのですが。

地方と東京って何が違うの?という話

圧倒的な街の情報量不足

東京から出て一番感じるのは、街の情報量の少なさだと思います。

東京では嫌でも店舗や広告に遭遇して、情報が目に入りますが、地方都市では中心部でもやっぱり情報が少ないです。中心部以外ではなおさら…。

特に徒歩圏内での情報量の差分は、否応なしに地方に赴任した実感がわくところです。

エンタメが集積されていない

また、徒歩圏内のエンタメが少ないのも大きい要素です。

東京だとちょっと出かければ何か出来る、という可能性が広がっているのに対して、地方都市だとちょっと出かけるぐらいだと(東京比で)基本的に何もありません。観光名所は多少あるのですが。
楽しむ可能性の少なさ自体が心にキます。

ここにこういう施設があって遊べるんだ、みたいなきっかけ自体が極端に少ない感じでしょうか。

トリガーになるイベントが少ないと、行動の発生も自然と減るので、思ったよりも辛みを増す原因になってる気がします。

インドアな趣味が中心な場合でも、専門店などの少なさはどうしようもないんですよねー。

オンラインだけで大丈夫!というタイプであれば別ですが、本当にそれで大丈夫な方は限られるので…。

飲食や嗜好品の店舗の選択肢の少なさよ…

店舗の選択肢の少なさもつらいところで、飲みに行く場所は多くても、通常の飲食店や買い物を行う店舗は東京と比べると極端に少ないんですよね…。

日常的に飲み歩いている方は楽しいと思うのですが、飲み歩く趣味を持っていないと、ごく少数のチェーン店に高頻度で通う羽目になります。

(すき屋が好きじゃないのに、すき屋しか帰り道にないので結構頻繁に行きましたわ…。)

インテリア、嗜好品の購入も、独自性のある店舗は極端に少ないので、ショッピングの楽しみもかなり少なくなる感覚があります。

心に来る要素

停滞感がすごい

東京ではなんとなく周囲も動いているので自分も動いているような気分になりますが、前述のように地方だと環境の変化もゆっくりです。

結果として、周囲も自分も変わり映えの少ない日々が生じやすいため、普通に過ごしていると停滞感が凄まじいです。

徒歩圏、自転車圏内ぐらいだと、景色も変わらないですしね…。

友人たちに置いて行かれている感

また、東京で過ごしている友人や知人は東京という環境に合わせたスピード感で動いていたり、会うコストの低さから頻繁に会食しているため、周囲から置いて行かれている感もすごくあります。

友人が「仕事終わりに飲もうぜ!」とやっているタイミングで、自分はそんなこと出来ないわけですからね。

趣味の活動でも同じで、距離による時間・移動コストが高すぎて会うことすらままなりません。

それでいて閉塞感もある

まあその辺の東京のスピード感から離れたから、というところは兎も角として、やっぱり人の入れ替わりが狭い場所ではあるので、閉塞感自体がそもそもあるんですよね。

ここからどこにも行けない感じというか。

東京という場所だと、選択肢の多さもあり、「この街から出られない感」は薄いのですが、地元の方々のメンタリティに当てられて、どうしても「今の選択と心中するしかない感」を持ってしまう部分はあります。

外から来た自分は状況が違うにしても、一緒にいると、そういう感覚に近づいていってしまうんですよね…。あれは良くなかったな…。

地方赴任の辛い点への対策

自家用車を所有して、広い範囲で情報を得よう

しんどい理由の多くの部分は生活圏内における情報量の少なさと変化の小ささです。

なので、解決策としては、自分の生活圏を広げて、情報量や変化を増やすことが簡単で効果的です。

特に車の有無は相当大きくて、車があること前提に地域が作られているので、「車を持つと貯金できないんだよな…」とか言っている場合ではありません。
ローンを組んででも、楽しく生きるために車を購入をするべきです。

車で行動範囲が広がると、地域から取得できる情報量や変化はかなり増えます。

何よりも東京ではやりづらいようなアウトドアな趣味(例えばキャンプ・ゴルフなど)に励むことが出来るようになるので、東京的な価値観から離れて、日々を過ごすことも可能になるはずです。

尚、ぼくは結局車を買わずに過ごしたのですが、車を買わずになんとか過ごせたのは、週末暇をしていると誘ってくれる車持ちの友人がいたから、というだけですね。

あれがなかったら、さすがに車を買ってた気がするな…。

旅行の拠点を得たと思って、その地方の周辺エリアにも行こう

車保有前提になりますが、地方に拠点を持つと、その周辺エリアへの日帰り旅行が用意になります。

高速道路料金とか、コストの面では頭が痛い点はいくつかあるのですが、地方に住まないと実施しづらい楽しみでもあり、コストをかけてでも遠出した方が楽しいとは思いますね。

今なら、Googleマップで周辺のエリアをザッピングしているだけでも名店や名所を簡単に発掘できます。
行った場所や行きたい場所をマーキングすることで計画や記録を残すことも出来るので、よりやりやすくなっていると思います。

私も、昔行った場所を時間があるときにマーキングしてみていますが、あのとき暮らしていなかったらさすがに行かなかったなー…(旅行だと時間的に無理)という場所も多くあります。

そういうところに躊躇せずに網羅的に行く余裕が出来るのが、地方配属の良いところではありますね。

辛くなったら夜行バスか飛行機に飛び乗って東京に帰ろう

尚、そうはいっても、インドアな趣味だと、どうしても東京との比較をしてしまう部分はありますし、友人と遊びたい・馬鹿話をしたい、という気持ちになることは多いと思います。

あとは、単純に遠距離恋愛になってしまうと、物理的に会わないとしんどい、みたいなところもありますしね…。

なので、少し気持ちが落ちてきたら、お金を消費して、多少強行軍でも東京に行って、ガス抜きするのがいいと思います。

特に夜行バスは20代のうちは体力的にも問題なく使えますし、安い・夜移動できると良い点が多いですね。
東京からの帰りで使うと体力的にキツイので、帰りは電車か飛行機を使った方がいいと思いますが…。

私も遠距離恋愛になった&趣味の場が東京にあったので、なけなしの給与をつかって2週間に1回は東京に帰ってました。

それぐらいの頻度で往復していると、精神的にはなんとかなります。

まとめ

つらつらと書いてしまいましたが、まあ車を持った方が楽しく過ごせる可能性が上がるよ、疲れてきたらコストを気にせずに東京に帰るのが良いよ、という話でした。

思い返すと、もっと楽しめたなー、メンタリティのせいでもったいないことをしたなぁ…という気持ちはかなりありますね。

まあ、当時は右も左もわからない新人だったからなぁ…仕方ないなぁ…。