順調にアクセス件数が増えていたのであまり気にしていなかったのですが、Googleサーチコンソール上のユーザーエクスペリエンスの評価が悪化していることに気づきました。
モバイルは評価「良好」ばかりなのですが、PCは評価「良好」がすべて「改善が必要」になっています。なんぞこれ
要因を確認すると、「CLSに関する問題」と表示されていました。
事象の発生時期からすると、Googleアドセンスの自動広告を設定した時期から悪化しているようです。
そのため、Googleアドセンスの影響ありそうなところを修正して対応することにしました
CLSに関する問題とは
そもそもCLSってなんぞや
CLSを生成AIくんに解説させると、以下のような指標と出ます。
SEOの文脈で言うCLSとは、「Cumulative Layout Shift(累積レイアウトシフト)」の略で、ウェブページの視覚的な安定性を測定する指標の一つです。CLSは、ページが読み込まれる際に予期せずにレイアウトが変わる程度を評価します。視覚的な要素が突然移動すると、ユーザーエクスペリエンスが悪化するため、SEOの観点からも重要な指標となっています。
コンテンツの表示に時間がかかることで、視覚的な安定性がなくなり、ユーザー体験が損なわれていることを示している、ということですね。
悪化要因
CLSを悪化させる要因をChatGPTに解説させると以下が示されました。
CLSの悪化要因の代表的なものとして、Googleアドセンスの自動広告挿入があるようです。
画像や動画のサイズ指定の欠如:
サイズが指定されていない画像や動画がページにロードされると、読み込み後に他の要素を押し出すことがあります。
動的に追加されるコンテンツ:
JavaScriptによって動的にコンテンツが追加される際に、既存のレイアウトがシフトすることがあります。
Webフォントの読み込み:
フォントが遅れて読み込まれると、テキストのサイズやスタイルが変わり、レイアウトがシフトすることがあります。
広告や埋め込みコンテンツ:
サイズが固定されていない広告や埋め込みコンテンツが突然表示されると、ページ全体のレイアウトに影響を与えることがあります。
元々決まっている場所に決まった大きさの広告を挿入する手動広告設定と比較して、自動広告設定の場合は事前に広告のサイズが確定していません。
そのため、表示時に動的な画面のずれが生じて、CLSのスコアが悪化する、ということのようです。
うちのサイトの場合は、問題が出ていなかった時期からレイアウトなどは変更していないので、要因があるとすればGoogleアドセンスの自動広告ですね…
そもそも相性が悪いらしい
尚、Googleアドセンスの自動広告とCLSはそもそも相性が悪いらしいです。
CLSを提唱している側にもかかわらずそれに反するものを提供しているのはどうなんだ、という意見もネットに散見されます(おれも同感や)
とはいえ、Googleアドセンス自体、ユーザー体験を損なう側なのは間違いなく、ユーザー体験と広告収入がそもそも利益相反していることを考えると、そりゃそうよな…という感じもしますね。それはそれ、これはこれ。
解消方法
自動広告の全面停止は影響がデカいので回避
そもそもGoogleアドセンスの自動広告を停止するのが一番早そうですが、手動設定に戻すのは面倒です。
また、なんだかんだ自動広告の増収効果はあるので、全面的な停止はあまりやりたくありません。
というわけで、自動広告から手動広告に戻すのはパス。さすがに影響が大きすぎるよね。
CLSに影響が大きい表示箇所の自動広告をブロックするのはあり
調べると、CLSに影響が大きいGoogleアドセンスの表示箇所は上部に集中しているそうです。
つまり、影響の大きい部分だけをブロックすることで、自動広告とCLSの両方をバランスよく調整できるはず…。
収益上、必ず表示されるであろうトップの広告をブロックするのはそれなりに収益インパクトがありそうではありますが…。
とはいえ、明らかに見た目邪魔なので、上部の広告を思い切ってブロックしてみました。
結果
現時点では結果待ち…
で、変更して1週間ぐらい経過したのですが、まだサーチコンソール上の結果は変わらないですね。まあ、この手のやつは時間かかったりするからなぁ。
というわけで、効果が現れたらまたご報告しますわ。
1週間半時点で少し改善
1週間半ぐらいでようやく少し良好に変化しました。たぶん検証の進捗によるものなので、早晩解消されるでしょう。
やっぱCLSの悪化は自動広告のせいじゃん!!!